【ジャンル】青春-自己-探索-ミステリアス-認識-アドベンチャー ※12歳以上対象
退屈な授業、放課後のおしゃべり、何気ない約束、三角関係・・・そんな当たり前の景色「クラスメイトの屋上からの転落」をきっかけに破綻してしまった―。
5年後、久しぶりに母校を訪れた直哉は、飛び降りた時の強い衝撃により現在の記憶を15分しかとどめておけない記憶障害を抱えているかつての同級生・彩野とともに、彩野が語る物語を通じて「5年前の出来事」の真相を探ります。
彩野が語るのは、彼女の高校生活をモデルにした物語ですが、なぜか当然登場するはずの友人・直哉は登場しません。
過去の出来事と物語の間には矛盾が存在し、物語には「フィクション」が含まれているのです。
そして、そこには何か作者の意図がこめられいるはず・・・。
直哉は、彩野の物語から知った情報を「カード」にメモし、15分しか記憶がとどめておけない彩野をフォローしながら、物語を進め読み解いていきます。
また、彩野に提示するカードによってストーリーが分岐し、思わぬ展開をみせることもあります。
何が過去の事実で、どれが作者が望んだ虚構なのか――見極めた先にある「この物語の本当の終わり」にたどりついたとき、そこには、過去の事件への答えがあるはずです。
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